横浜市リハ事業団クックパッドごはん日記バックナンバーのご紹介をしています。
今回はその第10弾です!(第1弾はこちらからご覧いただけます。)
2022年9月16日(金)掲載ごはん日記
もしものときの「食の備え」
毎年のように各地で起こる台風や豪雨などの自然災害。
防災への意識は、実際に直面しないとなかなかピンとこないかもしれません。
また、最近では感染症の問題で、家で長期間過ごさなくてはならない状況になる可能性もあり、備蓄の必要性がますます重要となっています。
【必要な備蓄量(農林水産省推奨)】
災害対策…最低3日~1週間分
感染症対策…2週間分
日常の食材とは別にして、全て長期保存食で用意しようとすると、保管スペースも金額も相当なものになってしまいます。ローリングストックという方法も取り入れて、無理なく備えましょう。
【ローリングストック】
普段から少し多めに食材を買っておき、食べた分だけ新しく買い足すことで一定量の食材を家に備えておく方法。
①食材を備える
②食べる
③食べた分だけ買い足す→①へ戻る
食材を選ぶ際は、レトルト食品、缶詰、乾物、小分けのパック飲料など、賞味期限が1年程度のものが好ましいです。賞味期限の近いものから消費しましょう。
【食べなれたものなら「安心」】
慣れない非常食が食べられず、避難生活や在宅療養で体調を崩してしまうという事も。非日常の状況になった時こそ、普段から食べ慣れているものや好きなものがあれば、「安心」につながります。
飲み物も水に限らず、お茶やジュース、スポーツ飲料などの見慣れているものが備えてあると「安心」です。このような準備が、非日常の状況になった時、ストレス軽減につながります。
・食形態に配慮が必要な方
レトルトの介護食や離乳食、とろみ調整食品(とろみ剤)など、普段の食事の形態を非常時でも食べられるよう、備えておきましょう。
また、ミルクを飲んでいるお子さんは、災害時に調乳用のお湯を準備できない可能性もあるので、液体ミルクを備えておくと便利です。
・食物アレルギーのある方
救援物資がアレルゲンを含んでいる場合があるため、食べられるものが届くとは限りません。食物アレルギーのある方は自分の食料は自分で用意しておいた方が「安心」です。
【体調管理のために必要な栄養】
災害時は、野菜不足になり、便秘や体調不良を引き起こしやすいです。常温で手軽に食べられる野菜や果物の備えとして、野菜ジュースやドライフルーツ、野菜チップス、果物の缶詰やびん詰、乾燥わかめや切り干し大根などの乾物がおすすめです。サプリメントを活用するのもの有効です。
【電気がないことを想定】
ミキサー食を食べている方はミキサー等が使えなくなる可能性があるので、電源がなくても食材をなめらかにすりつぶす手動の調理器具などの準備も必要です。調理する際に手元を照らす「明かり」の確保も大切です。
【レシピの紹介】
ローリングストックに使える缶詰や乾物を用いたレシピを紹介しています。缶詰もそのまま食べるだけでなく一工夫するだけで、食材の活用方法の幅も広がり、普段から飽きずに食べられます。ツナコーン切り干し大根については、加熱も不要なため、災害時もそのまま活用できます。
引用レシピ(各レシピのタイトルをクリックすると、レシピページに移動します)

