STAY HOME ステイホーム バリアフリーの絵本特集
ラポールのおもちゃ図書館を利用されていた親子の皆様、お元気ですか?
憎きコロナウィルスのおかげでおもちゃ図書館を開けられず本当に申し訳ありません。
学校にも幼稚園にも行けず、公園での遊びすら制限される子ども達、朝から晩まで家の中で過ごす保護者の方々、しんどい暮らしの中に少しでも楽しさ、明るさを見つけられたらよいのですが…。
今日は絵本をいくつかご紹介いたします。
『おしっこちょっぴりもれたろう』
作・絵: ヨシタケシンスケ 出版社: PHP研究所
おしっこの前後にちょっぴりパンツがぬれてしまう男の子は、おかあさんに内緒で冒険に出かけます。
様々な人に出会って話を聞くうちに、外からはわからない困ったことが皆あるのだと気づきます。
どこか懐かしく、朗らかになれるお話です。
『アイちゃんのいる教室』
文・写真:高倉正樹 出版社:偕成社
1年生のアイちゃんは、「はいっ」と元気な返事。
口癖は「あしたもがんばっていいですか。」
アイちゃんはダウン症です。
「誰だって得意なことも苦手なこともある。
そのことを、子どもたちは理屈ではなく、一緒に過ごしながら、体ごと理解していきます。」
アイちゃんのクラス担任だった川村先生の言葉が響きます。
IBBY(国際児童図書評議会)による「世界のバリアフリー児童図書」 2017年選定図書に選ばれています。
『おこだでませんように』
作:くすのきしげのり 絵:石井聖岳 出版社:小学館
ぼくはいつもおこられる。
いえでもがっこうでも…。
きのうもおこられたし、きょうもおこられてる。
きっとあしたもおこられるやろ…。
ぼくはどないしたらおこられへんのやろ。
ぼくはどないしたらほめてもらえるのやろ。
見逃しがちな、祈りのような子どもの思いがこもった絵本。
『あさえとちいさいいもうと』
筒井 頼子 作 林 明子絵 出版社:福音館書店
母親の留守に、妹のあやちゃんを喜ばせようとお姉ちゃんのあさえが夢中で道に絵を描いていると、あやちゃんがいなくなってしまいました。
妹を探して公園に向かって走るあさえ。
遊び盛りの幼い姉の責任感を思うと切なくなります。
『しろさんのレモネードやさん』
文: 松﨑 雅美 絵: 矢原由布子 出版社: 吉備人出版
横浜市内の作文教室講師、松崎雅美さんと絵本作家の矢原由布子さん、子ども達が作った絵本。
小児がんと闘う子どもたちの様子が、レモネード遊園地を舞台に描かれています。
「しろさん」のモデル、榮島四郎さんは小児がん患者のためのチャリティー活動としてレモネードスタンドを開いています。
2018年にラポールで原画展を実施しました。
『なまえのないねこ』
文:竹下文子 絵:町田尚子 出版社:小峰書店
八百屋の猫も、パン屋の猫も、本屋の猫も、みんな「名前」をもっている。でも、ぼくには「名前」がない…。
「名前」に憧れる、ひとりぼっちの猫がみつけた「ほんとうに欲しかったもの」とは?
猫の目の高さで描かれる絵は躍動感があり、小さな命の鼓動が生き生きとしています。
「あかちゃんのあそびえほん」シリーズ
『こちょこちょあそび』『へんがおあそび』
作:きむらゆういち
0歳から楽しめる、しかけ絵本シリーズ。
赤ちゃんの大好きなこちょこちょ遊び、変な顔遊びで親子のコミュニケーションを深めましょう。
他に、ごあいあさつあそび、はみがきあそび等、あかちゃんのあそびえほんが14冊入ったプレゼントパックもあります。
作者は名作『あらしのよるに』のきむらゆういちさんです。
『からすのパンやさん』『からすのてんぷらやさん』
作・絵: かこさとし
カラスの町、いずみがもりでは、たくさんのカラス達が互いを思いやりながらにぎやかに暮らしています。
カラスの表情も食べ物の描写も素晴らしい。
他に、おかしやさん、やおやさん、そばやさん等、子ども達が大好きなお店屋さんを舞台にした絵本があります。
絵本を読んだらお腹がすくこと間違いなしです。