今回初めて開催したラポール上大岡での作品展。
「アートで交差する共生社会と多様性」というテーマのもと、障害のある方の作品とプロのアーティストの作品、全67作品がラポール上大岡に集まりました。
6日間で400名近くのお客様にご来場いただき、多種多様な作品をじっくり堪能していただきました。
また今回は、ARアート作品も登場!
ARは、スマートフォンやタブレット越しで見ると、現実世界にナビゲーションや3Dデータ、動画などのデジタルコンテンツが出現し、現実世界に情報を付加してくれる技術です。簡単に言うと、ARは現実世界の「足りない」または「補足したい」情報を補ってくれるものになります。
ご来場の皆さまにはタブレットを通してARアートを見ていただきました。
一見、普通の絵なのに、タブレットを通して見ると音楽が流れ絵が動く…!体験した方々は「どういう仕掛け⁈」と皆さん驚いていました。今後は街中の至る所でこのような技術を目にするかもしれませんね。
期間中、19日㈯と20日㈰には体験型ワークショップも同時開催!
19日㈯はヘルマンハープ体験を行いました。
ヘルマンハープとはドイツ・バイエルン州の農場主、ヘルマン・フェー氏によって1987年にダウン症の息子のために開発されたドイツ製ハンドメイドの弦楽器です。専用の楽譜をハープにセットし、丸印が書いてある場所を指で弾いていくだけで誰でも簡単にメロディーを奏でることができます。
皆さん、ヘルマンハープの気軽さと心地良い音色に癒され、中には短い体験時間の中でセッションまでできるようになったお客様もいました!
20日㈰はさをり織り体験を行いました。
さをり織りとは、最も簡単な「はた織り」のひとつで、名前の意味は、それぞれが持つ個性・感性を織り込む、つまり「差異を織る」ところから来ています。さをり織りの理念は、「教えないで引き出す」「思いのままに織る」で、色彩や素材・織り方も自由という制約のないところが、既成概念にとらわれない障がいのある方たちにも向いており、感性豊かな作品が次々と生まれています。
今回のワークショップではコースターまたはティーマット作りにチャレンジしていただき、途切れることなく多くのお客様に参加していただきました。
初めての開催となった今回の「#芸術交差展 Crossing Art Yokohama2022」。障害の有無に関わらず、どの作品にも独自の世界観があり、とても見応えがあると多くのご来場者様より感想をいただきました。
今後もラポール上大岡では様々なプログラムと共に、このような作品展を随時開催していく予定です。作品募集もこちらのホームページに掲載しますので、ぜひチェックをお願いします!