12月1日から12月9日、横浜市役所にて障害者週間啓発 チャレンジドweekフェス in Yokohama 2022が開催されました。
「障害のある人もない人もお互いを大切にし、自分らしく暮らす」をメインテーマに、障害のある方の「くらす」「はたらく」「たのしむ」を体感できるコンテンツが盛りだくさんのイベントです。
12月3日(土)にはアトリウムイベントとして、アーティストによるコンサートや作文の朗読が行われました。
まず登場したのは橋爪遼星さんです。
12月のクリスマスの曲を繊細なタッチで演奏してくれました。橋爪遼星さんの優しく柔らかい演奏で会場が温かい空気に包まれました。
♪橋爪 遼星さん
発達障害のあるピアニスト。 小学校4年生の春に、最初は指一本で「ド」を弾くことから始めたピアノも今年で14年目。 アンバードノート・ピアノパラフェスティバル ニューヨーク大会では見事入賞。
続いて登場したのは横浜だけでなく、都内でも活躍の場所を広げているKo-seiさんです。
元気いっぱいの曲から、しっとりと聞かせる曲まで幅広い選曲で盛り上げてくれました。
♪Ko-seiさん
視覚障害のあるシンガーソングライター。 1歳の時に初めてピアノに触れ、6歳から本格的にレッスンを始め、10歳でボイストレーニングと作詞作曲を開始。 東京都・ヘブンアーティストにも登録され、各地で活躍中。
最後に登場したのは、作文の朗読の伊藤里桜さんです。当事者の目線で一生懸命「災害時にお願いしたいこと」の作文を読んでくれました。
作文の朗読は今回が初めてでしたが、心に響いたという声を多くいただきました。
♪伊藤 里桜さん
知的障害者としての自身の経験を交えながら、障害理解に向けた啓発活動を実施。 令和4年度「心の輪を広げる体験作文」では一般部門において自身の体験をつづった作品が特別賞を受賞。
展示イベント
巨大壁画アート
TOUMEI 透明『くじら』」 KENSUKE TAKAHASHIアートワークショップにおいて制作した、巨大壁画アートを展示します。 障害のある方×アーティストの大迫力の作品をぜひご覧ください。
上記以外にもたくさんのイベントが実施されました。
アトリウム(ステージ)イベントの詳細
■補助犬デモンストレーション&トークセッション~補助犬法施行20周年記念~
■ 今年は、補助犬法成立から20周年という節目の年。 補助犬(盲導犬・聴導犬・介助犬)と共にユーザーにご登壇いただくほか、補助犬によるデモンストレーションを実施します。
■デフリンピックの魅力と聴覚障害者の日常~夏季デフリンピック・ブラジル大会をの激闘を通じて~
■ 第24回夏季デフリンピック競技大会2021にご出場された早瀨ご夫妻にデフリンピックの魅力に加え 聴覚障害者の「くらす・はたらく・たのしむ」について、トークショー形式でお話しいただきます。
※デフリンピックとは、ろう者のためのオリンピックで4年に一度開催されています。 次回2025年大会は日本(東京)で開催が決定しています。
早瀨 憲太郎さん 第24回夏季デフリンピック競技大会2021 自転車競技日本代表。
アスリートとしての活躍のみならず、2020年には全日本ろうあ連盟の創立70周年を記念した映画『咲む』の脚本・翻訳・監督を務められています。
早瀨 久美さん 同大会マウンテンバイク競技銀メダリスト。
ろう者として日本で初めて薬剤師免許を取得された経歴を生かし、アンチ・ドーピング専門のスポーツファーマシストとしてオリンピック・パラリンピック・デフリンピックの選手をサポートしていらっしゃいます。
アトリウム(ステージ以外)イベントの詳細
◆「ともに生きる社会かながわ」パネル展示
◆障害者就労に関するパネル展示
◆補助犬チャリティーグッズの販売(※)
◆障害者施設で作ったパン・インテリア雑貨の販売
市民協働推進センターイベントの詳細
◆ボッチャ体験(※) ヨーロッパで生まれたパラリンピック正式種目にもなっているスポーツ。 障害のあるなしに関わらずすべての人が一緒にできるスポーツですので、ぜひ体験してみてください。
◆日本補助犬協会ワークショップ(※) ※体験プログラムは15時最終受付
障害のある方による芸術作品展
ラポール美術展に出展された作品の中から個性あふれる芸術作品を展示します。
心の輪を広げる体験作文及び障害者週間ポスター応募作品の展示
令和4年度「心の輪を広げる体験作文」及び「障害者週間ポスター」に応募のあった作品を展示します。
【同時開催】障害福祉分野のお仕事フェア
市内の障害福祉サービス事業所などのお仕事や働き方を実際に働いている職員が紹介するフェアを実施します。
障害者週間とは?
毎年12月3日から9日までの1週間は、国が定める「障害者週間」です。 障害者の福祉についての関心と理解を深めるとともに、障害者が社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に積極的に参加する意欲を高めることを目的として障害者基本法に定められた週間です。この期間を中心に各地で様々なイベントが実施されています。