2023年8月22日~25日の4日間、横浜ラポール2階ラポールボックスにて、おもちゃ図書館事業「積み木とプラレールで遊ぼう」を開催いたしました。
4日間を通して、総計46組、131名(お子さん70名、ご家族介助者の方61名)の方にお越しいただき、ゆったりと思い思いに、プラレール遊びと積み木あそびを楽しんでいただくことができました。
会場には、事前申込みで「プラレールを作って遊べる」コーナーと、立ち寄りで観覧できる「走るプラレールを眺められるジオラマ」のコーナー、「木製列車とレールのセット」「おもちゃ図書館で人気の積み木」で自由に遊べるコーナー、「地域活動支援センターの木工製品(積み木や木のおもちゃ)」をご紹介するコーナーを設置しました。
今回のイベントの「積み木コーナー」では、何人ものボランティアさんに遊びのご協力をいただきました。特に、積み木が得意なボランティアさんには「カプラ」のタワーや橋げた、ナイアガラの滝などを作っていただき、なかなかおもちゃ図書館の室内だけでは取り組みにくいダイナミックな作品を作るところを見て、一緒に触って、思い切り崩して…!と、楽しんでいただくことができました。
さて、プラレールというと「自分で作って遊ぶ」というイメージが強いのですが、実は「作るのはそこそこに、ただ眺めたい!」というお子さんも多いようです。そこで、今回は大きなプラレールジオラマを、ボランティアさんとともに前日から作成しました。ジオラマの風景には、横浜ラポールのロビーで同時開催していた「Yugo展」(8月22日~9月4日まで)の素敵な動物絵画が入ったチラシタワーを配置し、おもちゃ図書館で人気の恐竜フィギュアや積み木も組み込み、とてもおもちゃ図書館らしい素敵なコーナーとなりました。
期間中、時々列車の種類を変えて展示し、ずっと「カタンカタン…カタンカタン…」とプラレールが走る音に包まれたジオラマ観覧は、横浜ラポールと渡り廊下でつながっているお隣のリハビリテーションセンター通園のお子さん達が、先生の押す箱車に乗って連日観に来てくださったり、たまたま通りかかる大人の利用者さんにも「あ、京急線!」「(視覚障害で)見えないけど音が聞こえるよ!懐かしいなぁ」と人気でした。
「プラレールで作って遊べる」コーナーは、お子さんが思い思いに広げて自由につなげられるだけの十分なスペースを取り、ひと家族ひと家族が、のんびりとそれぞれのペースで遊ぶことができたようです。
期間中は、スタッフがおもちゃ図書館のインスタグラムでイベントの様子を発信していたのですが、「それを見てきました!」という方もいらっしゃいました。
さらに、プラレールスペースの脇には、ずっと運転動画や電車図鑑のDVDを流しているモニターを設置しておいたことで、プラレールでひとしきり遊ぶことに飽きてしまったお子さんが、体を自由に動かしながら、大好きな電車図鑑の映像をじっくり楽しむこともできたようでした。
この積み木とプラレールで遊ぼうというイベントは、今回が初の試みでした。ご参加くださった広い年齢幅のお子さん(1歳~12歳)のご家族から、たくさん「ぜひまたやってほしい!」というお声をいただき、次回はいつにしようかと担当もうれしく思っております。「今回を最後に、来年は中学生になってしまうんです…」という残念がるお声も聞こえ、次回も年齢制限は設けずに開催できたらと考えています。
今年度は新型コロナウィルス感染症がいわゆる5類扱いとなり、少しずつ以前のような参集型のイベント企画や、おもちゃ図書館のご利用、横浜ラポールの賑わいも徐々に戻ってまいりました。
今後も、おもちゃ図書館の良さを活かしたイベント、お子さんだけでなくご家族にも楽しんで、ほっとしていただけるようなイベントを企画できたらと思っています。ぜひ、横浜ラポールおもちゃ図書館にお越しの際には、イベント情報もチェックしてみてくださいね。「こんなイベントがあったらいいな」というリクエストもお待ちしております。