横浜文化R3年1月7日(木)1月21日(木)開催

横濱いろはかるた原画展

丑年の今年、1月7日(木)~21日(木)までの間、横浜ラポール1Fポニー前にて、「横濱いろはかるた原画展」を開催しました。

毎年恒例のかるた展ですが、今回は、2009年の開港150周年記念として制作した「横濱いろはかるた」の原画の切り絵と旧書の会による読札の書を展示しました。

当時、読札は一般公募で決め、絵札は「雅(みやび)きり絵の会」の講師、辰己雅章さんが制作しました。「左手で墨と遊ぶ~失語症の方のための書道教室」(現在は閉会。通称:書の会、講師:石田象童)の皆さんが読み札の書を書き、横浜各所でかるたの原画と書の巡回展を行いました。

今回はかるた展の中から、一部の作品をご紹介します!

まずはこちらの作品。

【(よ)横浜に ロマンチックな 初雪や】

みなとみらいのビル群と初雪のノスタルジックな様子が伝わります。

【(な)生麦は うまいビールの 蔵どころ】

横浜市鶴見区にある「生麦町」ですが、実はビール発祥の地であること、ご存知でしたか?

【(ん) ん!おいしい横浜生まれのサンマ―メン】

サンマ―メンをふうふうしながら食べる男性。おいしそうな様子で、思わず今すぐ食べたくなります。

【(え)笑顔がつなぐ 横浜ラポール おもちゃ病院】

毎月第2木曜にて、障害のあるお子さんに向けたおもちゃの修理を行う「ラポールおもちゃ病院」での風景です。壊れてしまった大切なおもちゃも、おもちゃドクターの手にかかれば元通りに…!

【(き)牛鍋を 食べる習慣 横浜発】

牛鍋も横浜発祥の食べ物です。食べればあなたも文明開化!

辰巳先生の切り絵も一部ご紹介します。

【山の温泉】

【十二支の幸せ袋】

ご覧いただいた方からは、「見ているだけで楽しい気持ちになりました。」「色鮮やかな作品に心が躍るような気がしました。」といった感想をいただきました。

「雅きり絵の会」は自主グループとしてラポールで活動継続中です。活動日は基本、第一月曜日です。「横濱いろはかるた」はラポール内売店で販売中です。(書の会については残念ながら閉会されました。)

切り絵を作ってみたい方は、ぜひ、「雅きり絵の会」へ!

≪作者プロフィール≫

辰己(たつみ)雅章(まさあき)(きり絵画家・スタジオ辰己主宰)奈良県吉野生まれ。テキスタイルおよび型染めの着物染色に従事。76年、着物染色家として独立。83年、型染めの技術を生かしてきり絵作家に転向。以後、多数の個展・グループ展を主催。主に、万葉集、日本の昔話、日本の謡、風景、世界の童話、スペインの風景を題材とする。千趣会、DLMなどの教材も出版。

                             2021年1月