6月26日(土)ラポールシアターにて字幕付き映画上映会が開催されました。
新型コロナウィルスの影響で昨年度中止になってしまったこのイベントですが、今回は感染予防対策を施しながら開催することができました。
昨年度からずっと開催を心待ちにされていたお客様も多くいらっしゃいました。
誰にでも身近にある「お弁当」と言う題材に特化した今回の作品ですが、お弁当以外にも親子、姉妹、家族、友だちや進路、夢など本当に様々なトピックが関連されていて、どこか自分の姿を投影しやすいストーリーで、涙を流されているお客様も多くいらっしゃいました。
「今日も嫌がらせ弁当」あらすじ
生意気でも、反抗期でも、あなたが娘でよかった。
不器用な母娘の実話に基づく感動の物語
シングルマザーの母と反抗期の娘が弁当を通じて心を通わせる様子をつづり書籍化されたブログを映画化。
シングルマザーのかおり(篠原涼子)は東京・八丈島で、次女の双葉(芳根京子)と暮らしていた。
高校生になった双葉は反抗期に突入し、かおりが話しかけても返事すらしなくなる。
かおりは双葉の嫌がるキャラ弁を作り続けて逆襲するが、やがてその弁当は、母から娘への大切なメッセージへと変わっていく。
字幕付き映画上映会とは・・・
横浜ラポールでは、聴覚に障害のある方も日本の映画を楽しんでいただけるようにと、字幕付き映画上映会を開催しています。「字幕付き映画」と聞くと、外国語を訳した字幕スーパーの映画を思い浮かべる方も多いと思いますが、この上映会は、聴覚に障害のある方も日本の映画を楽しんでいただけるようにと企画した、字幕付きの映画鑑賞会です。聴覚に障害のある方もそうでない方もお楽しみください。今回は横浜ラポール内にて活動されている字幕サークル「まじっく」に字幕を制作していただきました。
字幕付き映画会の裏側
舞台の袖では字幕制作を行った字幕サークル「まじっく」のスタッフがセリフに合わせて字幕を送出する作業を行っています。
セリフにタイミングを合わせてパソコンから字幕を送出していきます。
字幕表示について ~映画を楽しんでいただくために~
●登場人物の名前は、セリフの上に(名前)を付けています。
例 (ふたば)
大きくなったら お母さんと結婚する
●画面外の人物のセリフは( )で表示しています。
例 (栄子)
(嫌なら食べなきゃいいのに)
●状況音の説明は〔 〕で表示しています。
例 〔戸が開く音〕
●音楽が流れている場面は、部分的に♪のマークを表示しています。
例 ♪~
●登場人物の心の声は〈 〉で表示しています。
例 (かおりの心の声)
〈なーんて言ってたのは昔の話〉
●手紙、メールを読む。ナレーションは斜体で表示しています。
例 (かおりの声)
八丈島
私たちが住むこの島は東京です
●他の人のセリフを引用している部分は「 」で表示しています。
例(けんたろう)
2回も「バカ」って言った いけないんだ
●演奏の曲名、映画タイトルなどは『 』で表示しています。
例 ♪主題歌『楽しもう』
●歌の歌詞は♪の後に表示しています。
例 ♪君が笑う 笑顔になる それが一番 宝物
字幕付き映画会の感想
- 最近は涙腺が弱くなり、テーマは単純でしたが、充分感動しました。
- 親子の愛・絆を感じる映画でした。楽しく鑑賞しました。
- 「おべんとう」何気ない日常の愛に感動しました。
- 字幕の作り方、大変勉強になりました。ありがとうございました。