横浜文化R6年8月23日(金)開催

夏休みスペシャル プラネタリウムパーク㏌ラポール

令和6年8月23日(金)おもちゃ図書館事業「夏休みスペシャル プラネタリウムパーク㏌ラポール」を開催しました。

横浜ラポール2階ラポールボックスにて、午前の部・午後の部と2回に渡り、主に肢体不自由や医療ケア、身体障害のあるお子さん向けに企画しました。申し込みに余裕があったため、1週間前より対象拡大として他の障害をお持ちのお子さんも追加募集し、一日通して14組30名(障害のあるお子さんとごきょうだい、付き添いのご家族)の方にご参加いただきました。

イベントのメインは、星つむぎの村さんによる「出張プラネタリウム」で満天の星空物語をお楽しみいただきました!また、その上映会の順番を待つ間に楽しめるように…と、リハビリテーションセンター研究開発課からは「簡単操作の感覚おもちゃ制作」のモニタリングブース、ラポールスタッフからは「視線入力機器を使ったシューティングゲームやお絵かき遊び」を体験できるブース、おもちゃ図書館からは夏の感触あそびとして「氷あそび」や、キラキラ透ける紙の「ステンドグラス工作」ブースをご用意し、おもちゃで自由に遊べるコーナーも併せて設置し、各回2時間みなさんに楽しんでいただきました。

出張プラネタリウムでは、車いすをご利用のお子さんはそのままドームに入ってお楽しみいただくことも可能ですが、この日はみなさん床におりて親子で床にごろんとして星空を眺める体験。

ドームの中は直径4メートルほどとは思えないほど広く、天井は高く感じ、ぐるりと360度星空や宇宙の映像に囲まれた空間はまさにちょっとした宇宙旅行!

「途中で出できちゃうかと思ったけれど、最後までじっと見ていて驚きました!」というお子さんや、「細かい星は見えなくても、大きな惑星が落ちてくるシーンなどは『見えた!』と喜びました!」と視覚障害のあるお子さんも一緒に楽しめた嬉しいご報告(語り部さんがいつものナレーションよりもさらに詳しく伝わるように、工夫してくださいました)、「素敵なヒーリング体験でした~」と…大人もうっとりする素敵な時間となったようです。

この惑星が落ちてくるシーンは本当に大迫力で、怖くて涙ぐんでしまったお子さんもいたり、逆に「眠くなってしまったみたい…」とリラクゼーション効果が抜群だったお子さんもいらっしゃいました。

とにかくあっという間の30分。優しい声が流れる起伏あるストーリーの語りや、工夫を凝らした映像美と音楽のコラボに、みなさん大満足のようでした。

あそびや体験のブースではそれぞれに楽しんでいただけたようでしたが、宝物(スーパーボールとクリスタル)を埋め込んだ氷を溶かす「氷あそび」は特に、「これならお家でもできそう!」と嬉しそうな保護者の方が多かったです。

ぜひ、ご家庭でもやってみてくださいね。100円均一の丸い氷製皿に宝物を浮かべて凍らせるだけ。半日以上凍らせると、しっかり氷になります。写真の棒状の氷は、市販のフリージング用ジッパー付きのビニル袋に水と宝物を入れ、棒状にして凍らせます。普通の製氷皿の氷でもあそべますが、このくらい大きめの氷の方が溶けにくいので、長い時間遊べます。

※小さくなってきた氷や、出てきた宝物をお口に入れてのどに詰まらせないよう、必ず大人の方が見守りながら一緒に遊んでくださいね。宝物は入れず普通の氷を溶かすだけでも遊べます。触るのが冷たすぎる場合は、スプーンなどの食具やお玉などの道具を使って転がして遊びながら溶かすのもおすすめです。

紙のステンドグラス作りは、切り絵をラミネートしたものに油性ペンで色塗りをして仕上げる「ぬりえタイプ」ものと、紙皿をくり抜いたものに透明テープ(梱包用OPPテープ)を貼っておき、お子さんはセロファンを貼り込むだけで仕上がる「貼り絵タイプ」の2種類ご用意しました。作業は簡単な工作ですが、色とりどりの影が壁に投影されると「わ~、きれい~!」とご家族からも歓声が上がりました。

「視線入力機器をつかったゲームやお絵かき」「簡単操作の感覚おもちゃ制作」のモニタリングは、今後も他のイベントで登場するかもしれません。ぜひ今後も、おもちゃ図書館のイベントをチェックしてくださいね。

暑い中イベントにお越しいただいたみなさま、お疲れ様でした!

また、次のイベントもお楽しみに!