横浜文化R6年7月23日(火)~7月29日(月)開催

世界のバリアフリー児童図書展withラポールおもちゃ展開催報告

令和6年7月23日(火)~29日(月)、JBBY(日本国際児童図書評議会)世界のバリアフリー児童図書展とラポールおもちゃ図書館おもちゃ展を開催しました。

「世界のバリアフリー児童図書展」は、2年に一度ラポールで開催させていただいている巡回展で、会場には、IBBY(国際児童図書評議会)選出のバリアフリー児童図書がずらりと並び、世界中で書かれた障害や多様性を紹介する図書や、触って読める児童図書など、お国柄や文化の香りあふれる40冊が展示されました。書籍にはひとつひとつキャプションがついており、点字でのタイトル表示や読み上げ機能の付いたタッチペンも準備があり、外国語がわからなくてもどんな本なのかがわかるようになっています。

この展示は、ラポールの前には愛知県にある至学館大学附属図書館さんで行われ、次は国際交流基金さんへ渡っていくようです。今回会場には、今後展示が巡回する先のスタッフの方も下見に訪れてくださり、バリアフリー児童図書を通じてたくさん方とご縁を結ぶことができました。

ラポールボックスの半面では「ラポールおもちゃ展」を同時開催。おもちゃ図書館の貸出おもちゃの中から、バリアフリーで使えるおもちゃやユニバーサルデザイン仕様のおもちゃなど、スタッフのおすすめおもちゃも含め、たくさんの方に「こんなおもちゃがあるんですね!」と様々楽しんでいただけました。

また、夏休み期間ということで、地域の放課後等デイサービスのみなさんにもたくさん訪れていただきました。車いす利用や呼吸管理が必要なお子さんでも、それぞれの姿勢でさまざまなおもちゃを体験し、楽しんでいただくことができました。

地域の図書館や施設でこちらの展示のチラシを見たという方や、バリアフリー図書の研究会に所属している方、おもちゃコンサルタントの方など、この展示を目指してラポールに初めて訪れてくださった方も多く、こんな施設があるんですね!と一様に驚かれていました。障害の有無に関わらず、たくさんの方にバリアフリー児童図書やラポールおもちゃ図書館のおもちゃに触れて頂けたことで、障害のある方への理解や交流が深まるといいなと感じました。

今回の展示では連日猛暑日の中、1週間で385名の方にご来場いただきました。お越しいただきありがとうございました。

世界のバリアフリー児童図書展は今後も全国各地で巡回展として開催していますので、ぜひ日本国際児童図書評議会(JBBY)のHPなどをチェックしてみてくださいね。ラポールおもちゃ展は今後も折に触れて、形を変えて開催予定です。「ラポール For Smile」や「横浜ラポールおもちゃ図書館公式インスタグラム」でのイベント告知をお楽しみに!