令和6年12月14日(土)ラポールボックスにて、障害や発達に心配のあるお子さん28名、ご家族39名(ミニコンサート出演者含む)、ボランティア16名、総計83名の方にご参加いただき、クリスマスプレイパーク&こどもミニコンサートを開催しました。
今年のプレイパークの構成は、クリスマスブーツを作る工作、ボッチャ体験、段ボール積み木あそび、そしておもちゃコンサルタント神奈川支部のみなさんによる難病児のためのおもちゃセット「あそびのむし」コーナーです。
クリスマスブーツは、好きな色のブーツにさまざまな素材を張り付け、絵を描いたり、色をぬったり思い思いに装飾を楽しんでいただき、そのあと、ボランティアさんの手によってサンタさんが来た時によく見える位置に飾り付けました。(今回は親子で参加してくださった、こどもボランティアさんも大活躍!)
ボッチャ体験は、港北区で活動する「ボッチャ・北の小鳥」さんによるコーナーで、ご家族でちょっとしたミニゲームを体験できたり、まだルールが難しいお子さんには的あて遊びでボッチャのボールに触って投げる体験ができるよう、さまざま工夫を凝らしてくださいました。はじめてボッチャのボールに触る方も多かったようですが、時には歓声が上がり、「ボッチャを初めてやったけれど、とても楽しかった!」とずっとボッチャコーナーにいたお友だちもいたくらい、とても楽しい体験となったようでした!
おもちゃ図書館イベントではおなじみの段ボール積み木。ボランティアさんが積んだ積み木を楽しそうに壊しては繰り返し積む・・・崩れてぶつかっても痛くない優しい手触り、軽くて握りやすく、また積み上げやすい段ボール積み木は、幅広い年齢のお子さんが楽しめます。
おもちゃコンサルタント神奈川支部のみなさんは、今年もたくさんの良質のおもちゃを担いでやってきてくれました!東京おもちゃ美術館と日本財団による「難病児のためのおもちゃセットあそびのむし」から選んでいただいたおもちゃと、おもちゃコンサルタントがおすすめするおもちゃが所狭しと並び、こちらのコーナーはイベント中ずっと大混雑でした!少しスペースが手狭となり「もう少し広いとよかった」というご意見もいただきましたが、一方で「限られたスペースでも譲り合って楽しく遊べたのでよかった」「はじめて見るおもちゃがたくさんあって堪能した」と大満足のおもちゃコーナーだったようです。
そして後半は、今年初めての企画「こどもミニコンサート」です。5歳(年中さん)のお子さんから高校2年生まで、療育センターや個別支援級、特別支援学校などに通うお子さんたちによる楽器と歌唱のコンサートです。
みおりさん(5歳)ピアノ「ふしぎなポケット」
せいさん(小学2年)ヴァイオリン「ベートーベン メヌエットト長調」
よういちさん(小学5年)ピアノ「ルパン三世のテーマ’78(2002Ver,)
あやせさん(高校1年)歌唱「となりのトトロ」
ともかさん(高校2年)チェロ「讃美歌メドレー」
それぞれ曲に合わせた演出も凝らし(ボランティアによるシアターやパペットダンス、ディスコライトでのライティング、歌詞と映像を一緒に楽しめるスライド、光るブラックライトシアターなど)、出演する側も、聴く側も、どちらもわくわく楽しめるミニコンサートをセッティングしました。
皆さんたくさん練習してきてくださり、素晴らしい演奏でした!参加者は、ヴァイオリンやチェロなどの本物の楽器を間近で見ることができましたし、良く知っている曲と映像が流れる中で一緒にお歌を口ずさんで楽しむお子さんもいらっしゃいました。また、何より同世代のお子さんが緊張感の中で一生懸命演奏する姿に、聴く側もぐっと聞き入る様子が見られました。アンケートにはお子さん一人ひとりにたくさんのご感想をいただき、とても素敵なミニコンサート、そして当事者交流となりました!
最後は、お待ちかねのサンタさんの登場です。今年もクリスマスプレゼントは、旭区希望ヶ丘にある地域活動支援センター「旭カンパニー」さんに作っていただきました。木のおもちゃ「クリスマスキャッチ」です。ラポール職員と一緒に企画し1から作っていただいたもので、ツリーやブーツ、ゆきだるまなどの木製オーナメントをリボンのついたかわいい木製釣り竿で釣って遊べる、クリスマスを捕まえるおもちゃセットです。お子さんたちは自分で飾ったクリスマスブーツを手に、ひとりひとりサンタさんからプレゼントが手渡されました。みなさん、今頃おうちで楽しんでいただけているでしょうか。
イベントにはラポールの登録ボランティアさんも何人も参加してくださり、クリスマスの雰囲気を温かく優しく盛り上げて支えてくださいました。今回のイベントに関わっていただいたすべての方に、感謝申し上げます。
少し早いですが、みなさんのところにも素敵なクリスマスが訪れますように。
メリークリスマス★★★