今年度、ラポ―ルおもちゃ図書館では、月に1回ラポール上大岡でのサテライト機能として移動おもちゃ図書館「おもちゃのひろば@ラポール上大岡」を開催しています。
「おもちゃのひろば@ラポール上大岡」は、横浜ラポールが市内の北部エリアにあることから、南部方面の方の認知、利用を広げるべく、現在月1回の水曜日午前中に開催しています。主に障害や発達に心配のあるお子さん(まだ相談中で未診断の方など)や、ラポール上大岡をまだ利用したことのない方もターゲットに、身体障害や発達障害などのあるお子さんに人気のある貸出おもちゃやスタッフおすすめおもちゃを毎月いろいろ取り揃えて、おもちゃ図書館担当がボランティアスタッフと出かけています。
今年2月から始まったこのひろばは、まだ始まって1年経っていません。徐々に認知度を高めたいと思っていますが、現在のところは毎月少人数で親子で気兼ねなくゆったりした時間を過ごせるのが特徴です。駅から直結のオフィスビルに入っているラポール上大岡の立地を活かして、毎月電車を乗り継いで通ってくれているお子さんもいます。広々ゆったりした空間で、日ごろのちょっとした育児や発達の悩みをお伺いしながら、スタッフが一緒におもちゃで遊ぶことで、お子さんの遊びや興味が広がっていく様子を一緒に見守っています。
今月は12月18日に開催し、久しぶりに新規のお子さんに多数お申し込みをいただき、にぎやかなひろばとなりました!
まだ療育センターで相談中のお子さんもいれば、通園に通っているお子さんもいらっしゃり、それぞれ思い思いに親子でおもちゃ遊びができたようです。
この日のトピックスは、初めて来てくれた男の子が気に入ったひとつのミニカーです。
車のボディをひっくり返してトランスフォームできるようになっているものなのですが、これが地味にじっくり遊び込めるおもちゃで、お母さんのお話によるともう終売品でお店では買えないとのこと。とにかくパーツがバラバラにならないのに、手先でじっくり繰り返し遊びこむことができ良品だ・・・と教えてくださいました。貸出用ではなく、おもちゃ図書館のイベント用としてたまにお出ししていたものだったのですが、初めてそんなことが話題になりました。おもちゃ図書館ならではの大きなダイナミックなおもちゃも素敵ですが、こうした日常に寄り添える小さなおもちゃも大事ですね。
おもちゃのひろばでは、こうした「障害のあるお子さんたちはどんなおもちゃが好きか」「おもちゃの実際の使い方や遊び方」について、スタッフが実際に一緒に遊びながら知ることができ、おもちゃ図書館担当としても勉強になる場です。たくさんの情報を得て、また移動おもちゃ図書館や、常設の貸出おもちゃの整備にも役立てたいと思います。
ぜひお近くの方は、横浜ラポール移動おもちゃ図書館「おもちゃのひろば@ラポール上大岡」に遊びに来てくださいね。
問い合わせ先:横浜ラポールおもちゃ図書館 おもちゃ図書館担当(坂上)
電話:045-475-2055
メール:rapo-bunka@yokohama-rf.jp